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  • 執筆者の写真会議 できること

【教育】Learning for All(特定非営利活動法人)


こんにちは🌞

『知っておきたい!あなたにもできること』第4弾!

4月のテーマは『教育』です。


ということで...今回は主に子どもの貧困にアプローチをしている団体さん、Learning for All の三友さんにインタビューしました。

Instagramでは載せきれなかったインタビュー内容をこちらにまとめました。

ぜひできること会議のInstagramの投稿と併せてご覧ください!


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以下、Learning for All さまから頂いた説明を引用させていただきます。

【団体プロフィール】


私たちの掲げるMISSIONは「子どもの貧困に、本質的解決を。」です。

そして、経済的困窮、不登校、学習遅滞など子どもたちが抱える困難を解消するために、「つながりの喪失」「育まれる環境の喪失」「学ぶ環境の喪失」それぞれに対して解決のためのアクションを起こしてきました。

つながりの喪失に対しては、どんな環境においても子どもが「自分に本気で向き合ってくれる大人」と出会うことができるように「学校現場」「福祉支援員(ソーシャルワーカー)」など、1つのチャンネルに偏らない多様なステークホルダーの開拓に着手してきました。

育まれる環境の喪失に対しては、支援が必要な子どもに対して、安心して、他の子どもと遊んだり、栄養バランスのとれた温かいごはんを食べたり、歯を磨いたり、生活基盤を整えることのできる居場所の運営を実際に行ってきました。

学びの環境の喪失に対しては、支援が必要な子どもに対して、自身のつまづきや得意・不得意、効果的な学習スタイルに合った学習機会を無償で受けられるように、学習支援のプログラム運営を行ってきました。

(@npo_learning_for_all)

【Learning for All の活動内容】


①学習支援事業

行政や地域と連携・協力し、質の高い学習支援プログラムを無償提供することで、困難を抱える子どもたちの可能性を広げる活動です。

学習支援拠点では、大学生ボランティアが主体となって、子どもたちを直接指導しています。

②居場所支援事業

より低年齢のうちから学習面だけでなく生活を含めた包括的な支援を行っています。居場所支援では、安心できる居場所の中で子どもの課題や強みに合わせた、また保護者や世帯の状況に合わせた個別の支援計画を立て、一人ひとりに寄り添った支援をしています。

子どもたちの指導や支援にあたる前に、学生ボランティアの方々には事前研修を受けもらうので、指導経験がないという人も安心して参加いただけます。

参加する学生の中には”社会課題に興味がある”、”子どもたちが成長する姿を間近で見たい”など幅広い参加動機があり、興味があればどなたでもボランティアに応募可能です。ぜひ一度下記より参加要項をご覧ください。

【個人プロフィール】

三友志織さん

(Learning for All 経営管理事業部 人事担当)


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【活動を始めたきっかけ】

『団体としてのきっかけから、お話しします。もともとLearning for All はTeach for Japanの1つの事業部として、貧困世代の子どもたちへの学習支援を行っていました。そして、数年後に独立し、Learning for All を設立しました。』

『個人的に活動を始めた直接的なきっかけは、大学時代の友人からの誘いでした。

活動を実際に始めようと決めた理由は、私自身、中高生時代に家庭環境の大きな変化を経験し、経済面と精神面においても劇的な変化を多感な時期に身を持った感じた経験があったからです。こうした生活環境においては息苦しさを感じてふさぎこんだこともありました。一方で高校時代の恩師が、私の気持ちを受け止めてくれたうえで、皆それぞれ苦しみや辛さを抱えて生きていることを教えてくれました。

本当に有難いことに大学進学も叶ったので、自身の「学び」や「勉強」を通して、誰かの支えになれるのであれば・・・そのような想いから、活動を始めました。』

【団体の目標】

『1つ目は、何よりも目の前にいる子どもたちへの支援を継続していきたいです。子どもたちにこれまでも、これからも寄り添っていきます。

しかし、社会を変革するには、目の前の子どもたちに寄り添うだけではいけません。そこで2つ目は、子どもたちを支援する他団体へのサポートです。具体的な支援内容として、ノウハウ展開事業としてオンライン・集合研修、教材を他団体様に提供しています。また全国の支援団体の皆様と相互にノウハウをシェアするプラットフォームも展開します(順次公開予定)。

最後に3つ目。子どもたちを取り巻く社会構造から変革していくための政策提言です。全国の子ども支援団体様と協力して子どもたちへの支援を届けることができるようになれば、より多くの子どもたちと繋がり状況を知れることが期待できます。出会った子ども・保護者・団体に関する調査を実施し、政府に対する貧困の子どもたちへのアクションの提言を目指しております。』


【三友さんの目標】

子どもの貧困という課題に何かの形で携わっていく人達を増やしたい。そして、関わってくれたことによって、positiveな気持ちを抱いてほしいです。』

『人生には時間がたくさんあります。そして、ひとり一人が好きに与えられた時間を使っていいと思います。その膨大な時間の中で、厳しい環境にいる子どもたちに携わるという選択肢を選ぶ人達を増やし、その選択に良かった!という感情をもって、課題に向き合ってほしいです。そのためにプログラムや人材育成、団体の基盤作りに邁進していきたいと思っております。』

【団体的に今後したいこと】

『例えば年度始めの全職員キックオフでは、6~18歳の子どもに対する学習支援と居場所支援を引き続き行なっていくと同時に、未就学児や就労支援も必要なのではないかという声が挙がりました。あくまで一例ですが、子どもたちのニーズに寄り添いながら、その子どもたちを近くで見ている職員の声も丁寧に拾い、支援を届けていきたいです。』


【個人的に今後したいこと】

『組織の規模にかかわらず職員全員が子どもたちの経験から学んでいく組織づくりを行っていきたいです。それによって、巡り巡って子どもたちの笑顔に繋がることを願っています。』

【私達ひとり一人に「できること」】

『日本においての相対的貧困の存在を知ってほしいです。 

月14万以下での水準で生活を強いられている家庭があります(2人世帯の場合)。7人に1人の子どもはそのような家庭で暮らしています。アフリカで取り上げられている様な絶対的貧困だけが存在するわけではなく、日本にも非常に身近な問題であることを知ってほしいです。

またそれを知った上での関り方は多種多様です。

関わるきっかけが自己満足でも構いません。寄付という関わり方をはじめ、インターンやボランティアだけでない携わり方もあります。また「どうしてこのような問題が生じてしまうのか」、「どうしたらいいか」、「子どもたちの現状を知りたい」など、実際の行動でなくとも、気持ちや学ぶ意欲を抱くことも「できること」の大きな一つです。みなさんたちの範囲で「できること」を探してほしいです。』

【夏プログラムにご参加いただける大学生ボランティアを募集中!!】

詳しくはLearning for All様のSNS/HP記事をチェックしてみてください。

<夏プログラム詳細>

①学習支援@都内

活動期間:8/16(月)-8/20(金)※5日間連続

事前研修:7/31(土),8/1(日)※12:00-18:30(予定)@オンライン

事後研修:8/22(日)※12:00-18:30(予定)@オンライン

②居場所支援@都内近郊

活動期間:7/10(土)-10/8(金)※週1曜日(平日)固定

事前研修:7/10(土),11(日)※12:00-18:00(予定)@オンライン

中間研修:8/21(土)※12:00-18:00(予定)@オンライン

事後研修:9/25(土)※12:00-18:00(予定)@オンライン

【大学生ボランティア向け相談会@Zoomを開催しております!!】

4/27(火)15:00-16:00

5/7(金) 12:00-13:00

5/15(土) 12:00-13:00

5/21(金)12:00-13:00

5/29(土) 12:00-13:00

エントリーはこちらから★

相談会お申し込みURL▶︎ https://learningforall.or.jp/volunteer_soudankai/


【編集後記】

こんにちは。PR担当のMariaです。今回、Learning for Allの三友さんのお話を聞いて、印象的だったのは「きっかけや関わり方は多種多様」というお言葉でした。どうしても身近な社会問題に対しての「できること」を考えると、ボランティアやインターンなどの自分が直接的に働きかけるアプロ―チについて、考えがちでした。そして、そのようなアクションを起こすためには社会問題に向き合う適切な態度を取らなければいけない、「純粋に助けたい」、「社会を変えたい」というような志がなくてはならないという偏見を抱いていました。ですが、最初のきっかけがたとえ自分以外の「誰かのため」でなく、自己成長や自己満足といった「自分のため」でも構わない、という三友さんのお言葉から、社会問題への敷居が低くなり、より身近に感じられるようになりました。どんな経緯でも構わないので、「子どもの貧困」を含む社会問題に対して知る、そして関わってみるという事が大切であるということを学びました。


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