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執筆者の写真会議 できること

運営メンバーインタビュー

更新日:2022年3月22日

PA(プロジェクトアシスタント) / Mami



大学3年次にできること会議に加入し、PAとしてイベントの企画やファシリテーターを務めるMamiさん。できること会議を通して学んだ価値観や幅広い分野で活躍するMamiさんの活動についてお聞きしました。




 

新型コロナで留学中止。

「できないこと」ではなく「できること」に目を向けたい。


ーどうしてできること会議に入ろうと思ったのですか?

 もともと私は2020年の8月からアメリカに留学に行き、オクラホマ州にある教育施設で教育支援が必要な子どもたちを支援するボランティアをする予定でした。でも、新型コロナでその施設が閉鎖になってしまったり、そもそもアメリカに行っても帰ってこれない、それに医療状態がどうなってるのかよくわからない。そういうことが起きてしまって留学が中止になってしまいました。


 この経験を経て、自分にできることが凄く狭まったなと思いました。海外に行く機会や対面授業を受ける機会がなくなっただけでなく、周りの人と意見を交換することのできる機会が減っていくことを感じました。そこでできること会議に出会って、実際に参加者として参加してみたところ、自分もこういう場を提供する側としてやっていきたいなと思って、できること会議に入りました。



ー留学で現地の子供たちの教育支援をする予定だったということですが、まみさんは北欧の教育スタイルについて学ぶイベントなども主催されていましたよね。何かできること会議に入って学んだこと、感想や心境の変化はありますか?

 そうですね。学んだことだらけです、正直。

 恥ずかしながら、私は全くと言っていいほど環境問題に興味がなかったんです。環境問題って「環境を守ろう」と言いつつ、結局人間がこれから住んでいく環境を守りたいがための問題になっている事柄だと思っていました。「単純に緑の綺麗な地域を守りたい」とか、そういう人々よりも、「将来人間が地球に住めなくなったら困るから」みたいな「人間のエゴ」からきている問題だなと凄く思ってしまって、興味を持てていなかったんです。


 でも、できること会議に入って色んな参加者の方と出会ううちに、決してそれだけではないんだなと思いました。参加者の方々はあらゆる社会問題に対して「こういう思いがあるから解決したい」という強い思いを持っていらっしゃって、環境問題だけじゃなく、私もあらゆる社会問題に対して、ちゃんと当事者意識を持たなくちゃいけないと気付きました。




 私は、コロナ禍で自分のやりたいことを見失ったから、周りの人と意見を交換する機会がなかったからという自分本位な理由でできること会議に入りました。でも、できること会議に参加してくださる参加者の方達って、自分のためというよりは、「こういうことを解決したいと思っているんです」というような強い思いを持って来てくださる方が多いので、本当に参加者の方々から色んな事を学ばさせていただきました。







興味を持ったことにはどんどん挑戦!

アグレッシブな活動意欲。


ーできること会議以外に取り組んでいることはありますか?

 主に3つのインターンと学童でのアルバイト、そしてストリートダンスをずっとやっています。


インターン3つの詳細ですが、一つ目は国際協力団体系のNPOで学生代表をやっています。内容は本当に色々やるんですが、それこそWeCafe(※1)のような国際交流イベントをやったりしています。インドネシアやフィリピンなどの諸外国とコラボして、参加者の方にも全部英語で話していただく形のイベントを主催したりしました。



二つ目は、ベンチャー企業のインターンです。これも教育関係でいわゆるEdTech(エドテック)と言われるポジションになるんですけど、教育現場の課題をテクノロジーの力で解決していくような企業でインターンしています。


 三つ目は、ライターの仕事です。経営者の方々にインタビューを行い、どのような会社と協業したいのかをお聞きします。その後、インタビューをした会社同士のマッチングを後押しする。そのようなビジネスを行っている会社でインターンをしています。


 学童のアルバイトはめっちゃ楽しいだけなので(笑)これはアルバイトとしてやっているけど、本当にただ楽しいっていう(笑)それまで3年くらいずっとディズニーでアルバイトをしていて、(ディズニーが)好きだから始めたんですけど、好きなことを仕事にするのがあまり向いてなかったなと思ってます。


 ストリートダンスは趣味兼活動みたいな感じなんですけど、12歳の頃からずっとやってます。




(※1)WeCafeとは...


できること会議の運営メンバーが月に一度オンライン開催している国際交流イベント。







自分の人生に価値を与えてくれるもの。


ー今後やりたいこと、挑戦したいことはありますか?

 え~、やりたいことだらけです。めっちゃリアルなこと言うと、子育ては絶対にしたいです。


 私は教育分野に興味があるので、ずっと学校の先生になりたいと思っていて、てっきり自分はなるんだと思いながら大学に入りました。ただ、大学に入ってみて感じたこととして、学校を出てすぐに先生になってしまったら「学校」という環境しか経験しないままで、これから学校外の環境に出る生徒たちを指導するということにすごく違和感を感じたんです。特に今先生をやっている方で、自分の生徒が例えば「プログラマーになりたい」とか「ダンサーになりたい」とか言われても、ほとんどの先生が学校以外の環境を経験したことがないから、何もアドバイスができないというのを聞いて、それってすごくおかしなことだし、自分がやりたいことは学校教育じゃないなと感じました。


 そう思った時に、結局自分がやりたいことって多分子育てだなと思って、そこに辿り着いてしまったというのがあって。一人の人間が自分の教えたことによって色んな価値観を持って大人まで成長するっていう過程を近くで見てみたいと思いました。それってすごい大変だけど、ものすごく人生に価値を与えてくれるものだなっていうのを最近感じているので、子育てをやってみたいです。


 でも、やりたいことだらけだな。何でもやりたい(笑)


 

インタビュー担当者:Chisato

やりたいことがとことんできなくなってしまったコロナ禍で、しっかりと自分の「できること」に目を向けたまみさんの姿勢にとても感激しました。幅広い分野で活動されているまみさんの今後の活躍が楽しみですね。




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